社会人向け大学院と爬虫類カフェ 2つの顔を持つ男

副業(複業)をしている方々は一体どんな生活を送っているのでしょうか?
実際の「仕事内容」や「時間」の使い方、そしてなぜ複業をしているのかなどを実際に複業をしている方にインタビューをして行きたいと思います。
記念すべき第1回目は、平山さんにお越し頂いております。
それではインタビュースタートです!

爬虫類ショップ店長とグロービス講師の2足のわらじ

SANBOU編集局:まずは自己紹介からお願いいたします。

平山氏:一番初めはだいたい爬虫類屋さんです、と言います(笑)。
私は個人事業主で別の仕事をやっていますが、もう一つは、株式会社の代表取締役としてやっていますので、そちらをメインで話はしています。なぜなら株式会社の方は僕がいないとつぶれてしまうからです。ですので主軸としても、時間としても今はまだまだ、会社を育て中です。

SANBOU編集局:今の会社は何年前に始めたのでしょうか

平山氏:2年前の2016年12月に登記しています。その半年後にカフェを作りました。爬虫類の動物が見られる、触れる、といったコンセプトで作りました。

なぜ爬虫類カフェをやろうと思ったの?

SANBOU編集局:カフェをやろうと思ったきっかけを教えてください。

平山氏:カフェという業態よりは、一番初めに生き物と触れ合える、情報交換ができる場を作りたかったんです。ですので、結局それは爬虫類ショップではないですね。売って終わりではなくて、売った後にお店とお客さま、お店とお客さま、お客さまとお客さまなど、そういうコミュニケーションが生まれるところにしたかったのです。そうすると、既存の方がリピーターで来てくれるとお客さま同士が繋がることがあるので、そういう空間があるといいなと思いました。

SANBOU編集局:それは、なぜでしょうか。

平山氏:4~5年くらい前にギリシャリクガメ飼い始めたのですが、その子をお迎えした時には私自身、爬虫類の詳しい知識がありませんでした。ただ、その子は売れずにずっとショップにいたためか、発育不全で甲羅がずれてしまいました。よくホームセンターの端っこなどにあるショップってありますが、売っている店員さん側もそれほど知識が無いのに販売していることが結構あります。

これは極端な例かもしれませんが、「1週間くらいご飯を食べなくても、ホットスポットなどこういう設備は必要ないですか?」と聞いても「特に必要ないです」という状態でした。
爬虫類のカテゴリーだと、ショップ店員さん自身もそこまでの知識がないまま販売されている店舗が残念ながら存在しているのが現状です。

そこに社会問題を感じて、そこから何かを出来ないかなとずっと思っていました。
カフェを始める前の約10年間はグロービスで仕事をしていたのですが、グロービスは「創造と変革だ、MBA」と言っているくらいなので、自分が会社を作って起業してみようと思いました。
自分が社会問題という意識を持っていて、かつピンポイントに企業理念やメッセージにしやすいものを作ろうと思いました。

人にまず、爬虫類の魅力を伝えましょうという話と、命の大切さを伝えましょう、と。
小さい時から命の大切さを感じていると、今、頻繁に起きているような残酷な事件もなくなるのではないかな、と思いました。
もう一つは地球環境の大切さを伝えたいな、と思いました。

爬虫類は、変温動物なので地球環境が激変すると絶滅しますし、今もまだまだレッドリストに載っている生き物が多いことを知ってほしいです。あとは、生き物を通じて地球環境に目を向けるきっかけになったらいいなと思いました。
※レッドリストとは:日本の環境省が公表した両生類・爬虫類のリストであり、日本国内における両生類・爬虫類の絶滅危惧のものが記載されています。

犬猫ではなくて、このトカゲは、例えばアフガニスタンという土地にいて、アフガニスタンはどういうところにあり、どういう国で、何が起こっているか知っているかというと知らない方がほとんどです。
グロービスでは何かから好奇心を持って学ぶっていうのが1番大事だと思って、講師としてクラスを運営しています。
ですので、そのようなきっかけを作れるようなお店を作ろう、というコンセプトに決めました。

SANBOU編集局:きっかけ作りというか、好奇心を持ってもらいたい、という事だったのですね。

平山氏「もちろん既に飼っているお客様もいらっしゃいますし、ちょっと興味があるけど飼うには至らない方にも来ていただきたいです。

SANBOU編集局:亀の甲羅がずれていた、そこからですよね。

平山氏:そうです。亀に出会わなかったら僕は起業していないですね(笑)。ターボ君というギリシャリクガメです。

編集局:名刺の亀はそのターボ君でしょうか。

平山氏:会社名もターボレプタイルズという会社です。

SANBOU編集局:ターボ君が元になっているのですね。

平山氏:カフェに行くとターボ君は、みんなに「会長」と呼ばれています。会長が巡回すると、みんなが「会長が歩いてきた」と喜んでいます。

SANBOU編集局:それでカフェっていう形になったということですね。

平山氏:ある意味での生態系を作るひとつのハブにしたかったからです。
現状ですとまだまだ、爬虫類の話をするのと、「そんなの飼ってるの?」と言われがちで、
今はまだ好機の目で見られるので、それを普通にしたい。
そういうことを普通に話せる仲間たちが集まれる場所を作りたいと思ったからです。

SANBOU編集局:なるほど。場所を作りたかったという事ですね。

平山氏:
そこから人と人が繋がるし、人とショップが繋がるし、あとは我々カフェから動物病院の先生へと繋がることもあります。
動物病院の先生もご紹介している事もあるからです。

SANBOU編集局:きっかけ作りや、生態系を考えたり、普通に話せる場所をつくってどうなったらいいな、などはありますか。どんな世界観を目指していらっしゃいっますか?

平山氏:
爬虫類を飼うのを普通にしたいなと思っています。今、犬猫を飼っている、蛇を飼っている、普通だよね。

そんなのは嗜好性の問題で大事に飼っていればいいじゃないという話です。
そして、爬虫類を診てくれる先生がもっと増えてくると嬉しいです。
エキゾチックアニマルと言われるカテゴリーは、うさぎやフェレット、チンチラなどは出てきましたけど、まだまだあまり見ないし、診れる先生もいないですね。きわめて少ないです。

爬虫類業界の社会問題とは?

SANBOU編集局:
先ほど、ショップ店員の方の知識が少ないという点で社会問題を感じているとおっしゃいたと思います。そこをもう少し詳しく聞かせていただけますか?

平山氏:25万円する生き物でも、50万円する生き物でも1500円で買える生き物でも、生き物は生き物ですよね。1万円で買ったトカゲだから病院に行かなくて死んでも仕方がない、のようにはなってほしくないです。
現状はやはり気づかずに死んでしまったり、そこまで持ちきれなかったり、物理的に病院がなかったりという話もあります。
もちろん病気にも強い生き物の中ではありますが、犬猫に比べると、やはりまだまだ研究されていないです。

SANBOU編集局:
飼う側も知識がないので、病気だということもわからないですよね。困りますよね。

平山氏:
情報が無いことと、情報を共有する場もないのが原因だと思います。
ショップの店員さんが詳しければ教えてくれますが、詳しくないお店で買ったら知識を付ける場所が全くありません。
今爬虫類ブームがきていますが、その中でちゃんと捨てられずに飼ってもらえるようにしたいと思います。

SANBOU編集局:捨てられてしまうことも多いということですか?

平山氏:
最近は飼いきれなくなってしまい、飼育セットごと捨てられていましたなどニュースで取り上げられることもあります。
典型的なのが、石垣島にイグアナがいるというニュースです。
そのイグアナを捕獲して食べるという番組でやっていました。
そもそもイグアナは石垣島に存在しない生き物です。なぜ生息しているのかというと、結局、誰かが飼いきれなくなり、石垣島に持ち込まれたからです。
イグアナ は現地で進化し、現地で適応してしまいます。
もともとコスタリカや、ホンジュラスにイグアナは多く生息しています。
イグアナはもともと樹上棲のトカゲなのに、海に潜って暮らしているイグアナも存在しており、それが一番有名なガラパゴスウミイグアナと言います。
彼らは食べる餌がないから進化して海に潜って海の海藻を食べてるように独自の進化をしました。
日本で今一番問題になっているのは、飼ったけれど飼いきれなくて放してしまうミドリガメです。
正しくはミシシッピアカミミガメというカメで、それらを特定外来種にするのか、という議論が環境省でもあがっています。
本来生息しないはずの生物が増えてしまったら生態系がどんどん崩れてしまいます。
こういうことをみんなが興味を持って、ちょっとずつ知っていけば変わるかもしれないと思っています。
ちなみに亀は長ければ3~40年も生きるんです。ご存知でしたか?

SANBOU編集局:
お祭りで買うカメもですか?結構長いですね。

平山氏:
亀は丈夫なので、そう簡単に死なないです。ただ亀のことを見てくれる先生が少ないです。
ですから病気の時は大変です。
しかしお祭りでも売っている側も小さいときはかわいいから大丈夫だよと言って売ってしまうケースが多いです。
実際亀は大きくなると、20-30cmくらいまで成長する事もあります。
イグアナも典型的です。イグアナもはじめは小さいですが、成長すると想像以上にかなり大きくなります。
このようなことの啓発の意味も込めてカフェと動物もいるところを作ったということです。
たとえば、それはNPOでもできるとは思いましたが、NPOではダメだと思いました。

SANBOU編集局:なぜNPOではダメだと思ったのでしょうか?

平山氏:利益を出さないといけないと思ったからです。
ビジネスモデル化して、収益を上げ続けて、永続性がないとだめだと思いました。
みんながその仕事をやりたいと思えるようなビジネスモデルではないと、実際に続けられないと思っているからです。
善意だけだとご飯は食べていけないです。
そこで考えたのはMBAで学んだものを爬虫類とカフェのビジネスに行かしたらどうなるのか?と仮説検証をしているところです。
これは掛け算になると思っています。
最初の自己紹介にもどりますが僕は爬虫類屋です、と言っている理由はまさにこれです。
爬虫類屋で学んだことを、生き物の話は生き物の話で還元をし、ビジネスの話はビジネスの話でグロービスに還元しています。
実際全然繋がっていないグロービスと爬虫類ですけど、お互いに良い関係性になります。
これが複業のメリットで、相乗効果だと思っています。

爬虫類ショップ店長とグロービス講師の相乗効果?

SANBOU編集局:相乗効果という意味では、先ほどおっしゃったように一つの知識・スキルがもう一つの仕事でも生きる。まさにそれが相乗効果だなと思います。
もう少し具体的に教えて頂けますか?

平山氏:「爬虫類ショップを始める前はずっと会社員でした。
もちろん飲食業をやったことがなかったですし、爬虫類屋もやったことがなかったです。
半年間だけ爬虫類ショップを邪魔にならないように手伝わせてもらっただけでした。
まずそこで1つ思ったのは経営の知識を持ってますということは大きいと思いました。
相乗効果というよりは一方的な効果ですが(笑)
さまざまな物件を借りる、人を採用する、店を作っていくなどの交渉術を使っていくので、そういう事に対しても学んだものが全部使えました。
ただしそこに限界もありました。
要は論理思考で教えていることの限界が絶対に現地にいくとありました。
例えば交渉は、交渉しすぎると絶対に相手はもういいよとなってしまうので、そこのバランスをどう見極めるかという点などは実際にやって見ないとわからなかったです。
また実際に面白いねと言われる機会が多くなりました。
爬虫類カフェをやっていて、大学院で准教授もやっているとキャリアがすごく面白いね、と言ってもらえます。
取材頂く機会もあります。
酒場放浪記という吉田類さんが出ている番組のディレクターが何も言わずにふらっといらっしゃって「平山さんいつから二つの仕事をやっているんですか?」などと話をしていたら、取材になりました。
その取材の中で出た話ですが、「経営理念が通っているこういうお店は面白いよね」ということです。
例えば、その経営理念もカフェを作るときに経営者が経営理念を作ってますか?というと、あんまり作っていないです。
カフェを作りたいから作る、やりたいからやっちゃうという方が多いです。
やはり自分で考えた経営理念は、お店の空間づくりに役立つし、自分が揺らぎそうになった時に戻る場にもなります。

あともう一つ相乗効果は、人脈です。
例えば、WEBページを作ろうとしたときにWEBページのディレクターが僕と同い年で中小企業診断士の方がいます。
ちなみに僕が十数年前に一緒にグロービスでクラスを受講していた時の仲間の友人です。
さらにいろいろな紹介もしてくれました。
例えば、自分の会社のアドレスってどうやって作ったらいいかわからないじゃないですか。
今、お世話になっている弁護士、社労士、税理士はグロービスの卒業生からのご縁です。
もちろん自分で爬虫類の人脈の開拓はやりましたが、それ以外の経営の人脈は基本紹介してもらいました。

SANBOU編集局:「複業をやられているメリットをお話いただいたと思うのですが、逆にこれは大変だったな、というデメリットはありますか?」

平山氏:僕が勤めるという形式を辞めましたが、複業は勤めながらでも出来ると思います。
どのような形で複業を始めるかにもよりますが、定期的に月に入るお給料が減る形で複業を始めるのであれば、その恐怖と戦えるかという点です。
僕は起業当初、給料は半分くらいになりました。だけど、それでもやりたいからやっていました。
もちろん講師の仕事の幅を広げてバランスをとってやっていますが、はじめの勇気がひとつかなと思っています。

もう一つは面倒くさいことが多いです(笑)
自分で会社をやっていると、給与計算、経費処理、伝票整理、何から何まで自分でやらないといけません。
あとはやはり、自分は個人事業主と法人を持っているので、確定申告や消費税の支払いなども考えなくてはいけません。
そういう煩雑な雑務が多くなります。

SANBOU編集局:「ちなみに爬虫類ショップは今どれくらいの方がいらっしゃるのですか?」

平山氏:法人は、スタッフが僕を入れて5人です。バイトが2人、今度3人になります
が、そうすると僕が週1,2日くらいで関わればよくなってきます。
今は週4くらいで爬虫類ショップにいますが、グロービスでは毎週1回は必ずクラスに登壇しています。
週一以外は企業研修が多ければ月4日とか6日とか。オフシーズンだと月2日くらいの配分です。
爬虫類ショップが週1、2くらいになったら、講師の幅をさらに広げるか、違う3軸目の仕事をするかを考えています。

3軸目の仕事にも挑戦?

SANBOU編集局:ちなみに3軸目の仕事もやりたいですか?

平山氏:やりたいですね。受講生のみなさんにも10分の1人材×3を目指そうと言っています。
1000分の1人材。10人に1人しか出来ない事を3つやろうよ。
1000分の1の人材は、何があっても、求められると僕は思っています。
そういう人材になっていきたいという話をしています。
最近は、寿命100年と言われる中で、40歳なんて成人みたいな世界観だと思っています。
その中でいろんなことにチャレンジが出来ないと思います。
同じ会社に長くいると分かるのですが、他のところに行くのが怖くなります。
自分が恐怖感の中にいながらも、勇気をもって環境を変えられるかが自分を一番成長させられると思います。
これはダーウィンの進化論の話と一緒で「生き残るのは、いつでも柔軟性を持ち、ちゃんとそこに適応できる生き物」だと思っています。
柔軟性をたえず自分が持っていないといけなくて、その柔軟性を保つためには環境をある程度定期的に変えながら、柔軟にストレッチしていかないと生き残れる人材にはならないと思っています。

SANBOU編集局:柔軟性があって環境を変えていく、まさに100年ライフには必要なことだなと思っています。ただし一つの会社でいこうと思ったらいけるとも思っています。
ですからなぜそこまで3つもやろうと思っているのですか?

平山氏:自分が教員をやっている限り、みんなと同じじゃだめだと思っているからです。
受講生や卒業生のロールモデルと思ってもらえるくらい努力したいと思っています。
東進ハイスクールの林先生の言葉で「努力するうさぎ」じゃないとだめという言葉があります。
林先生は「努力する亀っているだろ、でもトップを目指すやつは違うんだ。ひたすらうさぎが努力しているんだよ。
早いのに努力している。だからそういうやつがいっぱいいるよね。と発言しています。
そこをやっぱり我々も目指していかなきゃいけないと思っています。
1000分の1人材ってそういう人材でなければいけないと思います。

SANBOU編集局:恐怖と闘っていたり、起業したら収入がなくなるのではないかと思うのも仕事をする原動力ですか?

平山氏:やはりワクワク感が大事ですよね。
僕は35歳の時に会社員を辞めましたが、あと5年いたら辞められないなと思いました。
ポジションが上がり、所得が上がり4桁になったら自分はこの人生捨てられないなと思いました

どこで選択と集中をするかのタイミングが僕の中では35歳でした。
そこで辞めなかったらたぶん自分はもう飛べないと思いました。
長く生きて年を重ねれば、守るものが多くなっていくし、人生において捨てられなくなるものが、衣食住を含めてたくさんあると思います。
特に住や食は、自分なりに持っていました。
また奥さんも稼いでいるので、僕が倒れても死にはしないっていうところが大きくありました。
ですから持っているものをどこかのタイミングで清算して捨てられたというのはおおきかったです。

SANBOU編集局:ちなみに起業する際に奥さんの反対はなかったのでしょうか?

平山氏:やりたければやればと言われました(笑)
ちなみにグロービスの教員で、スタッフです。
あなたがやりたければやればいいし、車売るくらい本気だったらいいんじゃないと言われました。
でも死なないっていうのは見えていました。
ファイナンス的にリスクは、いわゆる予想出来ない事がおこるのがリスクです。
笑い話ですが、40何階から飛び降りることはリスクではないです。むしろリスク0です。
40何階から飛び降りることは予想通り死ぬからです。
一千万のお金を借りて返せなくなるリスクが私自身にはあまり感じなかったです。
もう一つの仕事もやっていければ、絶対返せると思っていました。
ですから、僕の中ではリスクは0です。最悪潰れたら、これも経験だと思いました。

SANBOU編集局:主軸があるから、やりたい事に挑戦できるっていうのが複業の最大のメリットではないかと話をお聞きして思いました。いかがでしょうか?

平山氏:一番初めは特にそうだと思います。
飲食店ってこれは失敗するなとやっていて思います。
まずキャッシュフローが途中で止まりそうになります。
だいたい半年くらいキャッシュフローもっていれば大丈夫だろうと言われますが、現実はかなり厳しいです。
結局、ビジネスは新規+既存の割合をいかに高めていくかになるので、1年くらいちゃんと回さないと既存のお客様なんて正直なかなか出てこないです。
飲食は、食材プラス人件費がほとんどです。ほぼ固定費に近いです。
ここは講師業とは大きく違う点です。
講師業は自分自身が資本です。
しかし飲食業は場所があって、人がいて、食べ物を売らないとお店が出来ません。
フードは売れなかったら廃棄です。
ですからちょっとおいしいものが作れるぐらいではかなり厳しいと思います。
徹底的にマーケティングを学んで、一番初めの2か月3か月はお友達に来てもらって食えたとして、そこからどうやって口コミなどの戦略を含めないと起業は出来ません。
ちなみに飲食業は利益率5%くらいと言われています。

平山氏:最近だとアパレルがそうです。
未だに店舗をもってやりたいと言っている人たちがまだいます。
仕入れたものが売れなかったら50%オフで、赤字覚悟で全部流さないといけません。
こういう事も、やってみないと語れないですよね。
ですから、ここら辺をうまく立ち上げるスキームみたいなものを作っていきたいと思っています。
利益が出たら利益の何%をください、という関わり方が出来たらと考えています。

複業について一言

SANBOU編集局:最後にこんな風になりたい、こんなことにチャレンジしたいなどあればお聞かせいただけますか。複業に関しても一言あればお願いします。

平山氏:講師の仕事もカフェの仕事もそうですが、いつでも出会いから人の人生の背中をそっと押したり、平山と出会って人生面白くなったよね、という人間になりたいと思っています。
そのために、いろんなところに顔を出してチャレンジしたり、人との接点を持ったりしたいと考えています。
それによっていろんなビジネスが生まれたり、人と人とが繋がったりしたら嬉しいなと思っています。
人との繋がりがキーワードになってくると思います。
僕と出逢ってチャレンジしていきたいな、チャレンジしていてよかった、楽しかったと言って頂けることが嬉しいです。
複業に関してですが、持っている能力を持っているべきところで出すというのが複業だと思っています。
僕は大学卒業後、大手自動車メーカーのグループ関関連会社にいたのですが、やっぱり同じ環境に居続けると能ある鷹は爪を隠すじゃないですけど、出せる爪が出しにくくなったりもします。
この会社ではこの能力は求められていないとのか思ってしまいます。
そうではなく、この会社ではこの力が出せて、こっちの会社だとこういう爪が出せるよ。
とそういった爪をもっと出せるような良い仕事をする人が増えたらと思っています。
また社会保障制度がすごいネックだと思っています。
会社だと、自分で全部社会保険を払わないといけません。
いざ自分で仕事を始めたら収入が激減するのに、ものすごく高い保険料払わないといけません。
それでチャレンジできない人がいると思います。
今は所属している1社が保険料を半分出しています。
これからはもっと社会保険料が安く、企業の負担も安くして、企フリーな人がもう少しうまく仕事が出来るようにしていくと、よりいい社会になると思っています。

SANBOU編集局:本日はありがとうございました。

平山宗隆プロフィール

立教大学法学部法学科卒。グロービス経営大学院経営研究科経営専攻(MBA)修了。

大学卒業後、大手自動車メーカー関連企業に入社。
保険代理店や旅行代理店、不動産開発など多岐に渡る事業を抱える企業にて、給与厚生、労務管理、採用、安全衛生等を担当。
その後、ベンチャー企業でのグループ内企業法務、業務支援や組織運営を経て、グロービスへ入社。グロービスでは、経営大学院およびマネジメント・スクール東京校のサービス・オペレーション、受講生コミュニケーション部門の責任者として、業務改善、企画の立案や実行、チームマネジメントを行う。
また、思考系領域におけるコンテンツ開発、講師を担当。
現在はターボレプタイルズ株式会社を設立して代表を務め、人と動物との新しい関係を提案するコンセプトカフェ「はちゅカフェ」を展開。

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