なぜ進まない?副業解禁を阻む3つの理由

副業解禁が一気に進む年が2017年でした。副業解禁元年が2017年だったのではないでしょうか。今回は副業に関する課題や論点をまとめていきます。

企業における副業の主な課題

働いている個人は収入を上げたい、もしくはいろんな能力を磨きたいと言う理由で副業を望む声も多いです。それが実現できないのは、企業が副業解禁について理解がないためにできていないと言う原因が挙げられます。

企業が副業を禁止している理由については2017年リクルート調査によると、

①従業員の長時間労働過重労働助長する
②情報漏洩のリスク
③労働時間の管理や把握が困難なため

と言う理由が挙げられています。

労働時間についての課題

労働基準法38条によると、労働時間は事業所ごとにする場合においても、労働時間に関する規定の適用について通算すると規定されています。

これは別の会社の間でも通算するのかもしくは、1つの会社の範囲だけで通算するのかという課題があります。今のところ別の会社の間でも通算するとしています。これは昭和23年5月14日の通達によるところが理由です。

確かに副業するをして長時間労働となり働く人の健康を害するというリスクが高まるというのは一理あるところです。

そうはいっても会社が異なる場合でも、これを一律に通算しなさいと言う事は、副業解禁にあたって最大の課題となっております。

また従業員として雇用する場合には労働時間が通算されますが、そうではなくて業務委託や役員である場合労働時間は通算されないため、過重労働をどのように防止していくかが課題になります。

これについては、従業員として人を雇う場合に、この勤務が本業なのか副業なのかという点を明らかにさせて契約を結ぶことが1つの解決策になるでしょう。

また役員や業務委託として副業する場合には、本人の意識を高め本人の時間管理、リスク管理を徹底させるということが必要になります。つまり自分の管理をきちんと出来るようなある程度成熟した人のみがこの副業時代を生き残っていけるのです。

健康配慮義務について

労働契約法第五條では、使用者は労働契約に伴い、労働者がその生命身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮するものとすると規定されています。
副業兼業の作成については働く人が心身の健康損なうことがないように注意する義務を企業側がどこまで追うのかという点が課題になります。

企業がリスクを少なくなるために、従業員の副業先つまり就業時間外の活動についても企業がある程度介入することが必要になります。つまり副業解禁をすると言う事は、従業員と定期的にコミュニケーションをとり、その人が副業をしているのかも含め、どのような働き方をしているのかを定期的に会社とコミュニケーションをとることが必要になります。

もっとも評価制度や本人の企業へのエンゲージメントを高めると言う意味でも、定期的に企業と従業員がコミュニケーションを取る事は大変重要です。副業解禁のためだけにやるのではなく、従業員満足ESをあげると言う点でも取り組むことをお勧めします。

副業に介する企業側の理解不足

副業(複業)解禁に関して多くの企業がデメリットとして感じるのは、労働時間や健康配慮義務などの制度について、いろいろな制度的な不備を感じているためです。

よくわからないけどいろいろリスクがあるから副業を制限している、というのが多くの企業で見受けられる現状です。漠然として不安があるために制限しているというところが大きいようです。

では従業員としては副業でどのようなメリットがあるのでしょうか。従業員としては収入を上げるためにもしくは能力を磨くために副業をしたいと言う方は多いです。ですが企業が副業(複業)禁止をしているために出来ないという事実があります。
また兼業副業の形態は、従業員として働く場合、個人事業主として働く場合、役員として兼務する場合など、様々なケースがあります。

今までの副業兼業と言うのは、本業での給与を補完するために、パートやアルバイトで働くと言うイメージが強いものでした。つまり副業についてのロールモデルが今のところいないというのが現状なのです。

本サイトでは、本業での収入を補うための副業と言う位置づけではなく、本業で「鷹の爪を隠していた」人がその鷹の爪を出しまくる、そのための副業(複業)と位置づけています。また副業することでいろいろな能力を身に付けることができ、いろいろな可能性を持ち、100年ライフ生き残る、そのための副業を推進しています。

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