副業をしている人の年末調整ってどうするの?〜3つのポイント〜

そもそも年末調整とは何か?

本業で働いている他にも複業(副業)をする人も増えてきました。近年複業(副業)解禁をする企業も増えてきているので、この傾向はますます増加するでしょう。
2か所以上で働く人が必ず疑問に思うのが年末調整です。

年末調整とは、会社が従業員の所得税を源泉徴収している場合、1年間の所得と税額を精算して正しい税金を計算し、本人から多く徴収しすぎて入れば還付し、逆に少なかった場合には本人から徴収するという制度です。そしてこの時に各種保険料の控除や配偶者特別控除の申告も行います。年末に従業員の所得税ときちんと清算する処理であると考えてよいでしょう。

会社は具体的には12月の給与の支払いに合わせて年末調整を行います。そして12月支給の給与の際には還付したり徴収することを同時に行います。
一つの会社に勤めている人であればその会社で年末調整を行うことに疑問はありませんが、複数の企業で働いている複業(副業)の場合はどうしたらいいのでしょうか。
今回はこの疑問にお答えします。

年末調整は本業と副業先のどちらでやればいいの?

複業(副業)をしている場合、年末調整はどちらでやればよいのでしょうか。結論から言うと、一か所だけで行います。年末調整の書類は会社から2か所分受け取ることになろうかと思いますが、年末調整は1か所の勤務先で行います。
万が一2か所以上の勤務先で年末調整をすると、控除などが重複して適正な税額の計算ができなってしまいます。

複業(副業)の場合、年末調整は収入が多い方の勤務先で行うのが一般的です。具体的には扶養控除申告書という書類を提出している会社で年末調整を行うことになります。
※この扶養控除申告書という書類は一人1か所の企業にのみ提出が可能です。とはいえ、1か所の企業に提出が出来るというのは、企業がその本人が複業(副業)をしていることをしらない場合は、企業としては受け取ってしまうこともできる訳ですので、従業員である本人がきちんとどちらに提出をしているのかを把握しておくことが必要です。

また例外として、1か所で2,000万円を超える給与を受け取った場合は、そもそも年末調整をすることができません。

副業の収入については確定申告をする

複業(副業)をしている場合、一つの会社で年末調整をしますが、副業の給与については確定申告をすることになります。

その際には本業の源泉徴収票と複業(副業)先の源泉徴収票を合わせて必要となりますので、必ずどちらもとっておくようにします。一つ目の会社で年末調整をしたからといって、源泉徴収票をもらわなくてもいいということではありませんので注意です。

そして確定申告をしていきます。確定申告とは、毎年1月1日から12月31日までの所得とそれに応じた税額を計算することを言います。
確定申告は、国税庁のインターネットで申告書が作成できる「確定申告書等作成コーナー」を利用すると便利です。これを利用すると画面の案内に従って金額等を入力することで、申告書が作成され、税額も自動計算されるのです。

それが難しい場合は、確定申告の期間中に税務署に行くと相談コーナーがある場合がありますので、直接職員に聞きながら手続きを進めましょう。
そして計算した税額が源泉徴収された税額より多い場合には、不足している分を確定申告の期限までに納付します。また源泉徴収された税額より少なければ、納めすぎた分が還付されます。

まとめ

このように複業(副業)をしている場合は、年末調整は2か所ではなく、一つの会社でのみ行い、複業(副業)での収入は確定申告をすることになります。

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