どこの会社で働いていたとしても、自分が良いパフォーマンスができる人間になる

副業(複業)をしている方々は一体どんな生活を送っているのでしょうか?
実際の「仕事内容」や「時間」の使い方、そしてなぜ複業をしているのかなど実際に複業をしている方にインタビューをして行きたいと思います。
第3回目は、小橋さんにお越し頂いております。
それではインタビュースタートです!

小橋氏 プロフィール

1990年、東京都練馬区生まれ。20代前半の頃に大手通信会社の飛込営業にて毎月達成率200%近くの実績を出し、年間新人賞や最優秀賞など複数のタイトルを獲得。その後、多数の会社からオファーを頂き、自分が力になりたい会社のお手伝いをすることに。現在は起業家支援の会社、法律事務所での営業活動と飲食店の人事採用の仕組み作りなど、3社に渡ってパラレルワークに生きている。

近藤:本日はよろしくお願いいたします。早速ですが、お仕事を3つされていますよね。3つされていてよかった点やメリットを教えていただけますか?


小橋氏:3つやっている良い点は、それぞれのお客さんが業態ごとに違うので、経験値がドラゴンボールでいうところの「界王拳」のように倍倍になっていくところでしょうか。一般的には1社で働く方が多いと思います。
もちろん、それはそれでいいと思うのですが、1社ですと1社分の経験値が増えるだけだと思います。
僕の場合は、飲食店のサービス業界、交通事故専門の弁護士事務所、起業家支援という全く違う業界の3社で働かせて頂いてますので、そういう意味では、それぞれの業界知識がついたり、自分の知覚が増えたり、それぞれの会社間で何かあった時に、自分がブリッジとなって紹介することができます。

近藤:差し支えのない範囲で、具体的にこういう事例があったよというのを教えていただけますか?

小橋:例えば、飲食店に来て下さってるお客様で交通事故にあったということがありました。その時に、「実は、僕はこういうのをやっていて」ということで、弁護士事務所に紹介したことがありました。あとは、実際に「僕はこういう働き方をしています」と言って飲食店の話をすると、飲食店は誰でも行きやすいので、「じゃ、今度行ってみよう」となったりします。

近藤:小橋さんには具体的にどんないいことがありますか?

小橋氏:第一に、紹介する人にとっては、僕が働いているという圧倒的な信頼感があります。「小橋さんが働いているから大丈夫でしょう」とか、働いている会社がどんな会社かもそうですし、「僕の紹介だから大丈夫だろう」というのはあると思います。

近藤:そうですよね。経験値が倍倍になったというのは、営業をしながら採用もできるようになったと伺いましたが、どのように倍倍になったのでしょうか。

男性:一般的に「営業」と言ったら、ずっと営業活動をしていると思います。たまに企業の内部で別部署への異動があったりする事もあると思うのですが、僕の場合は、常に毎日、この時間帯は各社の営業をやって、この時間帯は人事・採用をやってという働き方なので、良かった点ともう一度やるとしたらどう良くなるのかというのを、それぞれの分野で毎日振り返ることで経験値が増している感覚があります。

近藤:3つお仕事をされていてお忙しいじゃないですか。もし、一つに絞るとしたら何のお仕事をやらないですか?

小橋氏:最初の段階では圧倒的に人事採用はやらなかったと思います(笑) 僕は結構人と話すことや、表で人とコミュニケーションをとることが好きですので、僕の中では人事採用はあまりそういうことをするイメージがなかったです。僕はどちらかというと、営業などの人とたくさん接する事が好きなので、今までも営業や販売の仕事が多かったです。ただ僕の好きな会社が人手不足になっており、「なんとか力になれないかな」という想いから人事採用の仕組み作りを自分からするようになって、やってみたら意外と面白いなと思っています。今ではとてもやりがいを感じています。

近藤:3つが倍倍になっていくというのがメリットですね。他にはメリットはありますか?

小橋氏:これは僕目線のメリットになりますが、キャッシュポイントを3つ持つことによって、仮に1社で何かがあったとしてもリスクヘッジができたり、それぞれの会社に対して交渉がしやすくなります。
交渉がしやすくなると言いますのは、金額面で一般的に1社で働く場合ですと「この金額で働いてください」と提示されて、その金額に従うケースがほとんどなのかなと思います。僕の場合は他にもキャッシュポイントがありますので、「僕はこれくらいの報酬が欲しいです。それが難しいのであれば、今回は残念ながらご縁がなかったということに。」と断れます。
もし、自分がその企業にとって本当に必要な存在なのであれば、向こうはより良い条件を認めてくれます。

近藤:報酬は固定ですか?

小橋氏:それも今考えているところです。向こうから「報酬を出したい」と言われているので、僕はそこに対して提案ができる立場です。例えば、人事採用の仕組み作りですと、その仕組みを通して雇用した人が増えていくたびに自分に入ってくる成果報酬型にするのか、それとも自分がそのプロジェクトに関ってプロデュースし続けるコンサルフィーとして月額で顧問料のようにいただくか、またいくらぐらいかは考えているところです。

近藤:なるほど。そのように交渉ができるということですね。ちなみに、働き方としてはどのように働いていらっしゃいますか?

小橋氏:何曜日はこの会社の日、というのは基本的にはなく、毎日時間ごとに区切っています。極端に決まっている仕事としては、弁護士事務所の仕事は、木曜日だけ1日出るようにしています。それ以外は、毎日平日のお昼からお昼過ぎ頃までだけ出る時間になっています。

近藤:出る時間と言っても、会社に行くわけではないですよね?

小橋氏:一応、顔は毎日出しています。そこは一緒に働くメンバーとのコミュニケーションをとるため、人間関係を作る上でも、外にいて電話でやりとりするよりは事務所に行って、周りの人とコミュニケーションをとりながら仕事をした方がその組織の中でも人間関係がしっかり作っていけますので、毎日顔は出しています。

近藤:毎日となると移動時間が大変そうですね。

小橋氏:そうはいっても、それぞれのオフィスの場所が電車で10分程の距離ですので、移動範囲は少ないといえば少ないです。各社の営業活動や採用の仕組みづくり、アポ取りなどは、パソコン作業がほとんどですので、ここの会社に行って作業というのがほぼないのです。最近は午前中にオフィス近くのカフェで仕事をして、その後オフィスへ顔を出すようにしています。

近藤:少し話がずれてしまうかもしれないですが、もし起業家支援の会社や飲食店が「テレワークだめよ」と言ったら成り立たないということですよね?
テレワークですら超越していますね。仕事をしていれば何も言われない会社って、もはや、テレワークという概念すらないですね。

小橋氏:そうですね。きちんと成果を出すことが大事だと思います。

近藤:移動で工夫されているとおっしゃっていましたが、他に工夫されていることはありますか?

小橋氏:工夫している点は、特にはないですかね・・・ 強いて言えば、事務所に顔を出して人間関係を作っているぐらいでしょうか。

近藤:それは何でやろうと思ったのですか?

小橋氏:僕自身が、根本的に「応援したい人を応援する、勝たせたい、喜ばせたい」という想いがあります。そこは会社に入っていって、一緒に働くメンバーも人柄などを知っていくと、この人にも喜んでもらいたいなとか、良い影響を与えられたらいいなとか、せっかく一緒に働く仲間なので、究極、ちょっとの間でも長い間でも良い人生を一緒に過ごせたらいいなと思っているからです。

近藤:だから人間関係づくりなのですね。ありがとうございます。ちなみに別のご質問ですが自己紹介って何て言っていますか?

小橋氏:自己紹介は、「はじめまして。小橋と申します。よろしくお願いします。僕、実は今3社で働いてまして・・・」って言います。

近藤:名刺を3枚出しますか?

小橋氏:3枚は出さないですね。その人やそのイベントに集まる人に合いそうな名刺を出しています。場合や人によっては、こっちの会社よりもあっちの会社の名刺の方がいいかなと考えながら渡しています。
ご挨拶した方によっては出した名刺をわざわざ別の会社のものに変えたりします(笑)

近藤:アコーディオン型の名刺でいいかなってなりそうですよね。

小橋氏:最近、自分で作ってまとめた方が楽かなと思うこともあります。一つにまとめたいですよね。名前だけ書いて、キャリアを書いておくみたいな。

近藤:反対に、3つお仕事をされている大変さやデメリットはありますか?

小橋氏:個人事業主なので社会保険がおりないこと。国民健康保険が高いです。
あとは年末調整です。会社員だったら会社がやってくれるじゃないですか。年末調整も確定申告も全部自分でやらないといけないですので、それが本当に大変です。国保が高い、確定申告は全部自分でやらないといけない。僕が感じているデメリットはそれくらいです。

近藤:3方向から連絡が来ることってありますか?

小橋氏:もちろんあります。ただラッキーなことに会社ごとにコミュニケーションツールが分かれています。起業家支援はチャットワーク、弁護士事務所はSlack、飲食店はLINEです。本当にありがたいことにたまたま綺麗に分かれています。

近藤:3つのツールを立ち上げていると、それぞれの会社から同時に連絡が来ませんか?

小橋氏:ガンガン来ますね。

近藤:ガンガンくるということは、例えば、1つの仕事に対して80の力を出せばいいところをガンガンくるということは、それぞれ、100、100、100で300を返さないといけないと思うのですが・・・

小橋氏:それはそんなことはないですね。

近藤:どうしてそれが可能なのですか?

小橋氏:ガンガンといっても、1日100くる件数でもないのと、来た瞬間にすぐ確認するので、すぐに返信が必要なものはすぐに返信してすぐにタスクを終えますし、すぐに返信が必要でないものは、未読に戻しておいて後で対応しています。

近藤:一つの会社にとっては、対一人なので、一人に対して100の仕事量がくるわけですよね。そうすると、3つもある場合、その人に対しては300の仕事量が来ると思うのでオーバーフローにならないのかなと不思議なのですが、そのあたりはどうなのでしょう?

小橋氏:そういう意味では各社、100、100、100と来るじゃないですか。僕は、100、100、100で対応するわけですよね。ということは、僕にとって300が100です。
僕にとっては、やりたいからやっているのであって、やりたくなかったら、その会社のお手伝いをしないわけです。やりたくてやっているから別に苦ではないです。
もちろん、たまに面倒だなと思うことも正直にありますが、根本的に自分がやりたいからやっています。

近藤:正直なところ、全部100の力でやると、すり切れちゃうというのはあるかもしれないですね。
いい意味で会社の理解が必要だと思います。
あまり会社間の仕事量で苦労したことがないのでしょうか?

小橋:ないですね。そもそも相手側から「手伝って欲しい」とお声がけ下さった時に、今自分ができる事や使える時間、仕事量とそれに対して欲しい報酬をお伝えします。それで相手がオッケーだったら成立になりますので。

近藤:まさに、キルド的な強い個人ですよね。24時間が足りなくなることはないのですか?

小橋氏:最近、もう少し寝たいなというのはありますね。

近藤:睡眠時間はどれくらいなのですか?

小橋氏:1時か2時頃に寝て、朝7時頃に起きますので5、6時間ぐらいです。本当は7時間から8時間は寝たいです。僕は7時間は寝たい人ですので・・・。

近藤:トリプルで働くと長時間労働になるのではないかという話になるのですが、時間で区切られているのでそんなことないですか?

小橋氏:そうですね。寝ようと思えば、朝の8時や9時まで寝てもいいのですけど、子どもの時って寝不足だけどテレビゲームってやりたくなりますよね。あれと感覚はちょっと似ています。

近藤:どういうことですか?

小橋氏:朝、眼が覚めるじゃないですか。朝風呂派なので、お風呂に入らなきゃと思って7時半くらいには眼が覚めます。お風呂はいった後は、これやろうこれやろうと勝手に考えてしまうので、そうすると目覚めてしまいます。

近藤:やることを考えているということですよね。

小橋氏:そうです。ただ、僕の場合はそもそも仕事という感覚はあまりないです。趣味でもないですが、好きなことをやってるみたいな感じです。「予定」みたいな感覚です。長時間労働という概念は正直ありません。楽しいか、楽しくないかみたいな感じです。

近藤:起業家ってそうじゃないですか。Work is life まさにそういう感じなのですか?

小橋氏:そんな感じです。

近藤:仕事で嫌だなと思ったことはないのですか?

小橋氏:自分が望む成果が出ないことが嫌です(笑)それ以外はないです。あとは本当に確定申告が面倒くさいくらいです(笑)
それと、国保高いくらいですかね。それ以外は、本当にないですね。

近藤:嫌なタスクって来たりしませんか?昨日のリストアップをしましょうか、みたいな仕事とか。

小橋氏:(笑) 面倒くさい仕事はありあふれているんですけど、その先に成し遂げたいものがあるわけじゃないですか。チームで決めた目標やゴールが、本当にみんなで成し遂げたいものであれば、面倒くさいですけどやりますよね。宮崎駿さんが「大事なことは大体面倒くさいです」と以前おっしゃっていて、そうだなと思いました。
大事なことって本当に面倒くさいです。僕も毎日、採用の仕組みで記事を書いていますけど、記事を書くこと自体は面倒くさいですね。

近藤:私は嫌ですが、サラリーマンだと安定していますし、今月稼がなきゃと思う心配もないし、子どもを育てるにも安心じゃないですか。その中で、どうしてこのような道を選ばれたのですか?

小橋氏:そもそも「安定」って何かという話になってしまいますが、僕にとっての「安定」は、自分が好きなことをやっていることが安定ですね。心の安定でもあります。自分が好きでないことに時間を使っていると、僕は心に違和感を感じるので苦しいですし、それを今後何十年と続ける人生は、僕は嫌です。僕にとっては、やりたいことをやる時間をもっと増やしたい、やりたいことをやってより社会貢献に繋がることをもっと増やしたい、それができるようになるまでの過程が僕の安定です。
もちろん、その中でも「お金」はすごく大事ですので、最低限自分が生活できるお金は稼がないといけないです。それはしっかりと会社ごとに交渉していく必要があります。

近藤:「安定」という価値がないのであれば、何に価値があるのですか?

小橋:サラリーマンは良くないと表現したいわけではありません。サラリーマンの中にも「これをやりたくて一生懸命やっている」という方もいると思います。そういう方は、本当に素敵だし素晴らしいし価値ある人生を歩んでいるなと思います。ただ、嫌なことをやり続けることは、本当にあなたにとってその人生でいいのですか?というただそれだけです。

近藤:最後に、今後、パラレルワークをする方が増えてくると思いますので、その方々に向けて、メッセージをお願いいたします。

小橋氏:複業、いろんな会社で働くということが、自分がやりたいことにチャレンジできるということと、リスクはもちろんありますが、やはり一度きりの人生ですので、「今」という時間は戻ってこないですので、それに対して自分がやりたいことや成し遂げたいことに向かってチャレンジすることってすごく価値のあることだと思います。仮に失敗したとしても、その失敗したことは結局、経験価値として財産になります。なぜなら、人は成功体験よりも失敗体験の方が共感を得るからです。シンデレラストーリーと同じで、シンデレラも一度落ちてからぐっと上にいくから感動が生まれるわけじゃないですか。自分がやりたいことにチャレンジするという意味では、より人生の深みが出ると思います。

基本的にどこの会社で働いていたとしても、自分が良いパフォーマンスができる人間になることが大切です。必ず会社から、人から必要とされる人間になるということがすごく大事です。
パラレルワーカーになるというよりは、自分がどれだけ人の役に立つか、人に必要とされる人間になれるかというのが大事だと思います。その中で選択肢がたくさん広がってくると思いますので、自分がたくさん選びたかったら選べばいいし、自分はここだけを特化してやりたいというのであれば特化していけばいいと思います。そうゆう人は必ず企業の中でもリーダーシップを発揮し、上に上がっていくと思います。

近藤:選択肢が広がるということですよね。

小橋氏:そうですね。あくまで、その肩書きに「サラリーマン」とか「個人事業主」とか「代表」とか「部長」というのがあるだけだと思っています。

近藤:まさに「生き方」ですね。

小橋氏:自分がやりたいことに向かって、是非チャレンジしてほしいと思います。そういう人って素敵だな、かっこいいなと僕は思います。是非、自分がやりたい事やなりたい自分に【エイッ】と一歩を踏み出してほしいなと思います。

近藤:本日はお時間頂きありがとうございました。

小橋氏が関与している六本木の飲食店はこちら
餃包 六本木店
餃包 六本木店 ブログ

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