副業のメリット・デメリット

副業(複数)にはメリットがありますが、デメリットがないということもありません。

副業(複業)のメリット

(1)企業にとってのメリット
・人材育成/人材流出防止

働く人が社内では得られない知識やスキルを習得し、それを自社で生かすことで、本業での生産性がアップします。また、自立し、経営マインドを養うことが出来るため、自社で経営マインド・リーダーシップを持った人材を獲得できます。逆に、個人で経営したりビジネスを起こすなどの行動力があり優秀な人材に関しては、辞めさせたり、自社か起業するかという二択ではなく、本人は事業をやりながら、自社で活躍してもらうことが可能です。

・新たな知識、アイディア、顧客、経営資源の獲得

社内では得られない知識やアイディアに触れることで本人の能力をアップさせることが出来ます。また、社外での人脈を拡大することで、従業員自身のキャリアップにもつながり、能力を開発することが出来ます。自社だけにとどまらないため、本人のバリュー・価値の向上につながります。人材不足の今、企業はそのような優秀でイノベーティブな人材を確保し続けることが出来ます。

・働き手の創出

企業にとって従業員を雇うのはハードルが高いです。人材不足の世の中でもあります。そうは言っても仕事はありそれをこなしていく人手が必要なのは間違いありません。
副業(複業)をする人を受け入れる体制を作れば、雇用することなくスポット的に必要になる人材を確保することが可能となります。企業としても雇用のリスクを抱えることなく、業務を行うことが出来るのです。

(2)個人にとってのメリット
・自身の能力、キャリアの選択肢が増える

社内だけでは得られない知識やスキルを獲得できます。社外の人脈を拡大することで自分自身のキャリアを開発することが出来、人材市場における自分の価値・バリューを上げていくことが出来ます。

・所得アップ

所得がアップするため、今まで所得が理由で結婚に踏み切れなかった方が、結婚に対して前向きになることが出来ます。

・自己実現の追求ができ、幸福感、充実感が向上する

一つの会社だけにとどまらず、一つの安定した所得があることで自分のやりたい社会貢献活動、芸術、文化活動も含めて挑戦したり、活動をし続けることが出来る。

・働きながら起業をすることが出来る

起業したいと思っていても、副業(複業)が不可の場合には準備をすることが出来ませんでした。副業(複業)ができることで、将来の起業に向けた準備や試行をすることが可能となります。

副業(複業)のデメリット

(1)企業にとってのデメリット
・人材が流出する危険性

能力、スキルが開発されるのはいいけれど、他社と触れ合うことによって他社に人材を取られるのではないかという恐れがあります。また、長時間労働による従業員の心身への影響や生産性の低下など、本業への支障が心配されます。

・従業員の健康管理

従業員の時間外の活動について責任の所在が不明瞭な場合は、万が一の場合に責任追及される恐れがある。長時間労働になった場合メンタルヘルスに対してのリスクがあります。

・情報漏えいリスク

業務上の秘密漏えいや企業の信用・名誉を毀損するリスクがあります。本業との競業による損害発生のリスクが高まることも考えられます。

・その他のリスク
就業規則の改正や、労働時間の通算、社会保険料、割増賃金などの負担をどこが持つか等の課題があります。

デメリットへの対策

人が流出するのではないかという心配に対して、他社に人材を取られるというよりは、他社で知識やスキルを向上させた従業員が自社で働き続けたいと思うような魅力的な会社にすることが大切です。副業(複業)を解禁することと同時に、従業員にとっての企業価値を上げるような企業のホワイト化への取り組みが不可欠です。

長時間労働への心配がありますが、ここでは〇〇時間内での副業(複業)というように、時間も含めて取り決めます。また、導入後本人と対話を重ねることで長時間労働を防ぎます。
 健康管理、情報漏えいリスクについても、就業規則、書面で本人との約束事を徹底するとともに、従業員の教育を定期的に行うことで、健康管理、情報漏えいリスクを低減させます。

(2)個人にとってのデメリット

・本業に支障が出るという心配
本業での時間に制約が出るため、短期的に見て成果が出しにくくなるおそれがある。

・長時間労働になるリスク
本業と副業(複業)との時間管理を本人がしないと、長時間労働になるおそれがある。

・本業、副業(複業)でのタスクを分ける困難さ
本業でのタスク、副業(複業)でのタスクを工夫して分けて管理していく難しさが人によってはある場合があります。

デメリットへの対策

時間、タスク管理についての必要性と重要性をお伝えすることで、従業員のスキルアップを図ることが大切です。

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